FXとは、為替金融取引の一種で、例えば、日本円の通貨をドルなどと交換することを言います。
よく「トレード」という言葉を耳にすることがありますが、トレード=交換の意味です。ドルの値段が高いときに、日本円110円でドルを購入して、120円に到達したときに売った場合は10円の差益(利益)となります。
逆に120円に到達した時に売り、110円の時に購入する場合も同様に差益を得るという仕組みがFXです。

FXは、数ある為替や株式などの投資の中でも比較的簡単な仕組みなため、副業として勉強する人が近年増加している傾向にあります。
初心者の場合は、いきなりトレードをするのではなく、実際のトレードを想定した「デモトレード」で練習を重ねてから、「実トレード」に移行します。

FXをトレードするには、証券会社などに口座を開設する必要があり、投資詐欺などの被害に遭わないようにするためには、証券会社を選ぶことが重要視されているのです。日本国内におけるFXトレード業者は国内はもちろん、海外業者に登録してトレードすることが可能です。

口座開設には審査が必要なのですが、国内の証券会社への登録を希望していても審査落ちした場合は、海外業者にやむを得ず登録しなければならないといったケースもあります。
実は、海外FXの多くは「優良業者」なのですが、一部の業者において詐欺被害などが報告されているケースがあります。
被害に遭うきっかけの一部がLINEなどSNSを利用した勧誘です。海外業者の場合は万が一のことが起こった場合、日本国内の「金融庁」の監視下ではなく、違法業者への措置を講ずることができません。
そのため、相談先は「消費生活相談センター」になります。なぜ海外の業者が人気があるのか、それは日本国内の業者よりも高い「レバレッジ」にあります。

「レバレッジ」とは、相場ごとの倍率です。
例えば、100万円分のトレードをするとき、レバレッジが25倍の場合、手元の資金は4万円前後と低リスクでトレードができます。
海外FXの場合は、1000倍以上と日本国内では考えられないレバレッジの高さです。レバレッジが高いということは、成功すれば数千万円あるいは数億円の金額を手に入れることができますが、損失を出した場合が大きいです。

海外FXの場合、金額入金後、国内FX同様にエントリーしても業者によって誤差などがあり、途中で損切りするといったケースも有りうることです。うまくいかなくて解約をしたいと思っていても、日本語が通じないため返金などが困難な場合もあり注意が必要です。