株式投資もかなり身近になってきました。
その背景には貯蓄から投資へという政府の大号令の下、NISAのような税制優遇策、さらにはネット証券の手数料優遇などといった取り組みがあることはいうまでもありません。
また、人生100年時代を見据え、老後の資金をいかに確保していくのか、一説では定年時に2000万円なければ生活できないという話もあるほど。
そして、貯蓄ではなかなか金利もままならない、かつ年金に頼ることも非常に危険ということもあって、株式投資にまずは注目が集まるわけです。
では、株式投資を始めるにあたって、どんなことを学ぶべきなのかを少し考えてみたいと思います。
まずは「株式とは何か?」からです。実際に企業が運営を行うにあたり、重要なのは資金です。その資金を自ら調達するために株券を発行し、それを投資家に買い取ってもらう、そしてその対価に見合ったキックバックを行うというのがそもそもの株式の考え方です。
そして、その株式にいかに価値を見出してもらうことができるのか?それを企業として発信していくことは非常に重要です。もちろん、関係企業とも提携をするための株式を持ち合ったり、場合によってはメインバンクにも株式を持ってもらったりという活動を行っています。そして、個人投資家に対しても同じく活動を行っているのです。
例えば、配当です。
冒頭で申し上げたキックバックがこれにあたるのではないかと思います。
投資家に対して配当を毎年振り分けること、これでまた投資家が増えていくという構図です。起業を支えてくれた投資家に利益を還元するのは欧米企業では日本以上に当たり前のことととらえられています。
そして、配当だけではなく株主優待券もその一つになるでしょう。
その企業ならではのメリットを株主に対してお届けするものとして該当しています。
実際に、個人投資家にとって、既に市場に流通している株主優待券を目当てにして投資するパターンも多くみられることからその重要性はわかりやすいのではないかと思います。
こうして株式とは何か?から考えられる個人投資家の投資への魅力を具体的に挙げてきました。
もちろん、どういったところに投資の魅力を感じるのか人によって、投資する金額によっても大きく変わりますが基本的には上記のような考え方をもって、株式投資を行う方が多いのではないかと思います。
これからの市場を支えていくのはもちろん、個人投資家に違いないわけですから。